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Joelyn Yap
Joelyn Yap 2018年03月01日

手の安全に関する報告書 2017 年版

NSCA Foundation と連携し、アンセルが手の安全に関する報告書第 2 号を発行

「2016 年、アンセルはオーストラリア安全評議会(NSCA)と連携し、基準となる手の安全性能と改良の動向を理解するため、今までに例のないアンケートを実施しました。 2017 年には、引き続きオーストラリアとニュージーランド国内での安全に関するプラクティスの新たな動向を特定するため、2 回目となる研究が実施されました。

2017 年 10 月 18 日から 11 月 20 日に実施された研究の一環である調査には合計 381 人が回答しました。 さらに、大手企業の代表者 10 人との個人面談が実施されました。  調査はすべて、作業者の安全、調達、業務を担当する部門の意思決定者を対象に実施されました。

本報告書では、回答者の 50% によって 2016 年以降、対象企業の全体的な安全性評価が改善されたことが示唆されました。 企業はトップダウン型のアプローチから、安全に関するプラクティスを各自で導入させるため社員を指導するアプローチへと移行しつつあり、社員にフィードバックを提供できるプログラムを構築しています。

全体的な改善に関わらず、安全責任者の 47% が依然として、作業者によるけがの過少申告を懸念していると回答し、多くの企業が安全性評価を実際よりも誇張して報告していることが示唆されています。 過小申告の主な理由は、明確な変化がないため、非難や罰則を受けるのではないかとの不安が挙げられます。

行動の変化を促すため社員を関与させることは、社員の安全性を強化するための最善の戦略だと考えられています。 これは 2016 年の報告書の結果と一致しています。 参加者からは、自分だけでなく同僚のためにもなる解決策を生み出すことに社員を関与させる必要性が指摘されました」

 

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