アンセルは、2040 年までに自社固有の操業で生じる排出物をゼロに削減するために取り組んでいます。 私たちはカーボンオフセットに投資する前に、当社の努力と戦略を通して最低でも 90% の脱炭素化にフォーカスする予定です。
私たちのネットゼロ目標は、地球温暖化を 1.5度に抑えるというパリ協定の大きな目標に足並みを揃えたものです。 私たちは当社の目標を決める指針として、Science-Based Targets Initiatives のネットゼロ基準を使用してきました。
私たちは、企業内での明確で透明性のあるコミュニケーションを含む様々な行動を通して、15,000 人の従業員に持続可能性の文化を浸透させようとしています。また、当社の戦略を伝え、従業員の問題に対処するためのトレーニングを提供しています。 ネットゼロのジャーニーは、同じビジョンを共有する従業員なしには不可能です。
私たちは当社の持続可能性に関する報告書の中で、毎年の総会で、またCDP で年 1 回のベースで進捗状況を報告します。 当社ウェブサイト(www.Ansell.com)の持続可能性専用ページに詳細な情報を掲載していますのでご覧ください。 他にも、ソーシャルメディアやプレスリリースで重要なマイルストーンについてお伝えします。
行動が今求められているのです。 2030 年の中期目標は、私たちが集中する目に見える目標の一つです。同時に、2040 年までのオペレーション内でネットゼロを達成するという長期目標に向け取り組みます。 その方法ははっきりしており、この 10 年内に当社の排出量を半分にする戦略を立てる必要があること、そして当社の野心を集中させるのはそこなのです。
Scope 3 排出量を含め、ネットゼロの取り組みを実行するための科学的根拠の基準は満たしていると感じていましたが、Scope 3 の削減を実現するために必要な産業全体でのパートナーシップを結ぶための実績を持つべく、さらに努力が必要であると感じるため、Scope 1 & 2 に集中することを選択しました。 これは時間がかかります。しかし、私たちは、2023 年度中に大きく前進すると前向きに考えています。
私たちは、より持続可能な低炭素経済への転換を支援し、パリ協定の目標を達成するための堅牢な脱炭素化行動計画を携え、同じような科学的根拠のあるコミットメントを私たちのバリューチェーンパートナーが実施できるようサポートし奨励します。 CDP サプライチェーンの気候変動および水セキュリティプログラムへの参加は、情報開示と目標設定、そして行動を奨励するために、私たちがどのように重要な川上サプライヤーと関わっているかを示す例です。 先に進みながら、バリューチェーンパートナーを選択する際に、私たちは堅牢な脱炭素化と持続可能性の取り組みの重要性を押し上げます。
私たちが行うどのようなコミットメントでも、達成可能な行動計画に基づくものでなければなりません。 そうでなければ、成功する見込みはないでしょう。 当社独自の脱炭素化への取り組みを継続しながら、私たちはサプライヤーや販売代理店を含むバリューチェーンパートナーと、彼らの努力と影響をより明確にし、脱炭素化にも取り組むよう奨励し支援するために、協力していきます。
アンセルでは、持続可能性に関しては、科学的根拠に基づくアプローチを採用します。 私たちは、環境へのメリットが実証される本物の変化を起こすべく本気で取り組んでいます。 例えば、Scope 1 & 2 のネットゼロコミットメントは、最小限度のカーボンオフセットでしかありませんが、私たちは、自社製造施設で生成される排出量を実質的に削減するより複雑な経路を辿るべく取り組んでいます。 意義ある変化を起こすには協力が必要であることはわかっています。そして私たちはそのソリューションの一部になることを決意しているのです。 Responsible Glove Alliance の創設メンバーであることは、私たちが協力を通して業界に変化をもたらしていることを示す良い例です。
献身的な投資を通して、私たちは再生可能エネルギー戦略を次の3つの分野に集中させています: バイオマス、屋上ソーラーパネルの設置、電力購入契約、です。 他にも、化石燃料主導の装置の代わりにバイオマスによる温水生成器を設置する機会をより多く評価すべく取り組んでおり、私たちのバイオマスの資源が持続可能であると認証されるよう努力しています。 私たちはイノベーションを採用し、低炭素未来への移行を支援する活動に積極的に参加しています。 産業界が再生可能電力を利用できるよう支援する電力マーケットプレイスを創設するために、私たちは USAID のスリランカエネルギープログラムを介してスリランカの政治家らとつながりができましたが、これはそのことを示す好例です。
私たちは今日のエネルギーミックスを 45% 再生可能エネルギーに増やしました。そして、当社の再生可能電力は、基本年(2020年)以降 11% 増加しています。これは、私たちの集合投資と戦略が功を奏しているためです。 さらに、最近影響力のある組織である Climate Group の RE100 と EP100 に参加したことで、当社のコミットメントをこれらの組織のミッションと整合させ、当社の世界的な気候に関する野心をはっきり示しました。 私たちは 2022 年 7 月に Renewable Thermal Collaborative に参加しました。それにより、アンセルは現在開発中でまだ市場に出ていない一流の技術と市場トレンドにアクセスできるようになりました。